【特別インタビュー×ふんどし部】ふんどしを履く人、履かない人。その差は勝負の土台に立てる人と、立てない人の差だった。

ふんどしを圧倒的に着こなす2人が語る、「ふんどしを履く人、履かない人の差」とは?
メディアでも話題の東大発ふんどし起業家のお2人に、キャリアについて独自の考えをアツく語って頂きました。

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登場人物

星野さん
ふんどしキン肉マン。株式会社ふんどし部の代表取締役。筋トレとスーツが趣味でイタリア留学中にふんどしにハマる。

野田さん
ふんどしやさしいマン。株式会社ふんどし部で取締役・マーケティング・広報・WEB開発・みんなのヒーローなどを務める。

ゆうた
MY FUTURE CAMPUS学生スタッフ。中学一年生の頃、学校の方針で水泳の授業は全て赤いふんどし着用で行っていた。

ふんどしで起業。そこに不安は無かった。

ゆうた:本日はよろしくお願いします! さっそく質問なんですが……、お二人はどうしてふんどしを履いているんですかね?

星野さん・野田さん:好きだからです。

ゆうた:お、おぉ……。きっかけは何だったんですか?

野田さん:僕は3年ぐらい前に、美術系の大学に通う知人が「日常の中の非日常を表現するぞ」と言って、真冬にふんどし一丁で歩く活動を始めたのがきっかけでした。男女10人ぐらいで、12月の寒空の下、新宿を歩いたんです。

ゆうた:それ、警察につかまりません?(笑)

野田さん:大丈夫でしたよ(笑)。むしろ人によって全然反応が違うのが面白かったです。「……何あれ?」っていう人もいれば、「お前らは日本の魂だ!」って言ってくれる人もいる。それが面白くて、ふんどしにハマったんです。

ゆうた:それが野田さんとふんどしの劇的な出会いだったんですね。星野さんはいかがでしょう?

星野さん:少し長くなるのですが……、僕は創業前もともと好きだったスーツ文化を学びにイタリアに留学していました。しかしイタリアでは、伝統的なスーツ職人が引退し、後継者が不足していて。当時の僕は、「効率化していく世界の中で失われていく伝統文化」という課題への解決策を見出そうともがいていました。

ゆうた:ふむふむ。

星野さん:そこで閃きを与えてくれたのが、野田でした。日本で消えつつある伝統文化であるふんどし。それを使って輝く彼の姿を見て「これこそが、伝統文化の再興の新しい形を表しているのかもしれない」という気づきを得られて。僕も試しにふんどし姿でヨーロッパ中を動き回ってみたら、皆さんすごい興奮してくださるんです。その時に、ふんどしの可能性を強く感じました。

ゆうた:そこから起業につながったんですね! でも正直、怖くなかったですか?

星野さん:全然怖くなかったですね(笑)。 よくそういう質問は受けますが、正直ナンセンスだと思います。そこの感覚がぶっこわれている人が起業する。例えば僕は、親父が経営者だったり、就活という概念がそもそも無かったから、ぶっこわれていた。

ゆうた:就活という概念が無い、というのは?

星野さん:そもそも僕は就活をしていませんでした、1分も。僕にとっては「やりたいことを、どう仕事にするか」が重要であって、就活をする必然性が無かったんです。君が「なぜ、ふんどしを履いているの?」と疑問に思うのと同じぐらい、「なぜ就活するの?」って疑問に思います。

野田さん:僕は就活をしていたんですが、その中でふんどしにそれていきました。怖いとかは感じなかったけど、ふんどしでふっきれたというか。何でもできるなって感覚がありました。それは無謀といえるかもしれないし、勇気ともいえると思います。でも当時の僕は、好きなもので人と違うことができることに喜びを感じていた。だから迷いとか恐怖も無く、起業できたんだと思います。

星野さん:……相反することを言うかもしれないけど、起業しているやつっていうのは、感覚的にリスクをとったほうが実質勝つってことを認識していないとできないんです。皆がリスクとらないから、僕たちはリスクをとるんです。逆張りなんです。

ふんどしを履く人と、履かない人の差。

ゆうた:逆張り、ですか……。お二人は自分のやりたいことに向かって、恐れも無くワクワクで突き進んでいらっしゃるんですね。ただそうでない人がいるのも事実だと思います。そこの違いは、なぜ生まれるのだと思いますか?

野田さん:ありきたりですけど、成功体験と自分への自信、だと思います。例えば星野は、学生の頃からパーソナルトレーナーとしてお金を稼いでいて、飛びたて留学JAPANの一期生にも選ばれて、自信があると思う。僕も、ありきたりなストーリーかもしれないけど、成績があまり良くなかったけどめっちゃ勉強して東大現役合格とか。色々な成功体験やそれに基づく自信があるんです。

ゆうた:となると、大事な事は「成功体験を積むこと」でしょうか?

野田さん:いや、正確に言うと「好きを追及して成功したっていう経験と、そこから得られる自信」があるか無いかだと思います。それが違いが生まれる原因じゃないですかね。

星野さん:そうすると次は、「好きなこと」を見つけられる理由が気になりますよね?

ゆうた:そうですね。私自身は、好きなことを見つけられる学生は、色々なことにチャレンジしているから見つけられているんだと思っていますが……。

野田さん:ひとつは運だと思います。あと結局は、まずは自分が一つのことに集中してやってみないと、好きなのかなんなのか分からないと思うので、目の前のことに集中することが大事だと思います。結果的にその取り組んでいることが好きになるかもしれないし、その過程で別に好きなものができたりもするし。

星野さん:それも一理ありますし……、あと僕は「言うほどみんなやってないんだな」って思います。行動量が単純に少ない。ビジコンとかでも、服を売ったことが無いのに服を売る仕事をしちゃうとか。そういう話は、こちらからしてもピンとこないし、本人もピンときてない。

ゆうた:たしかに……。

星野さん:「好きかどうか」とか、「これで行くんだ」っていう気持ちは、肉体を通してちゃんと経験を積まないと分からないんです。思ったよりも、それをしている人が少ない。

野田さん:僕もそう思います。考えるだけで動いてない人は多いですね。普通は僕みたいに、ふんどし履いて街歩こうなんて思わないですよ(笑)。でもやってみたら意外と良くて、結局話が進む。それが好きに繋がったりするんです。

星野さん:少し話がズレてしまうかもしれませんが……、例えばある人に「ふんどし履く?」って聞いたら、履く人と履かない人がいると思います。そこで履く人は変人ですよね。だけど履かない人はつまらないし、そもそも勝負の土台にすら立てないんです。

ゆうた:どういうことでしょう?

星野さん:ふんどしを履く人は、その経験から色々なことに気づきます。履き心地がどうとか、見栄えがどうとか。けど、履いたことが無い人とはそもそも議論ができない。話にすらならない。しかも経験が伴っていないから自分を突き動かせないし、嘘をつくことになるから他人も突き動かせない。

ゆうた:たしかに、それでは勝負にならないですね……。

星野さん:自己に対する信頼感や自信がある人、自分がどう見られようと構わないって人はふんどしも履けます。そういった人は、起業だけでなく就活でも強いんだと思います。

「好きなこと」を見つける以上に大切なこと。

星野さん:まぁ僕も野田も、予定調和的に終わるのが嫌なんですよ。普通はふんどし履かないとか、普通は大学卒業したら就職とか。そこに対してつっこめることが大事。「いや、ほんとにそれで良いの?」って。

ゆうた:なるほど。

星野さん:例えばみんなが右を向いているのなら、まずそれを認識して左を向く。そうすれば、今までの自分とは違う経験が積めるし、他者との差も生まれる。だから皆がどこを向いているかが分かったなら、逆張りすれば良い。とても簡単に言うなら「何かを選ぶときに、多くの人が嫌がる方をやれば良い」。人間は一日100回以上何かしらの選択をするので、そのうち5回ぐらい「絶対にやんないでしょ」ってことを選択すれば、だいぶ強い人になる。

ゆうた:その経験が成功体験になって、自信につながるんですね。そしてそのうち、自分が好きなことも見えてくる、と。

野田さん:まぁそうだとは思います。ただ今、好きなことで起業しようって、わりと当たり前のことになっているじゃないですか。だからこそ、「私好きなことが見つからない……」って悩んでいる学生多い感じがするんですけど……。僕は、そんなの無くて良いし、焦んなくて良いと思うんです。無いのが当たり前、無くても幸せに生きていけるし。

星野さん:そうだね。

野田さん:だから何でも良いから目の前のことを追及してみて、苦労して成功するっていうのが、まず大事な事だと思います。なんか、インターンとかボランティアとか、キャリアにつながりそうなこととかで競ってますけど、別にそういったことである必要は無い。ピアノでも良い、勉強でも良い。

星野さん:で、その行動基準が他の人が嫌がることをやる、と。

野田さん:そうすると、目立ちやすいね(笑)。逆張りすると、自分の存在価値が高まりやすいのでオススメ。けど別に、変わったことをやる必要は無い。

星野さん:ふむ。

野田さん:どんな時でも自分の選択を後悔せずに生きていく。そんな行動のしかた、心のありようを持って、常に前に進んでいる状態自体を幸せだと思えれば強いなと思っていて。その意味で何でも良いから、努力して取り組んでみるって経験は重要だと思ってます。

余談……。無限にバービーしてきました。

ゆうた:どんな時でも自分の選択を後悔せずに生きていくことが大切……。その中で逆張りをすれば、他の人が嫌がることをすれば自分の存在価値が高まりやすい……。

星野さん:さて、だいたい取材はこんな感じで良いんじゃないですかね?

野田さん:(笑)

ゆうた:いえ、待ってください(笑)。まだ残っていることが……。実は、部長から「面白そうだから、筋トレしてこい!」と言われてまして。

星野さん:なんでだよ(笑)。じゃあ……、無限バービーで。90秒間でできるだけ多くバービーをしてください。野田、お前も一緒にやってあげて。

野田さん:えぇぇ……。





——90秒後——



野田さん:ふぅ。

ゆうた:ぜぇぜぇぜぇ……。

星野さん:ゆうたさん。もう一本いけますよね? ほら、逆張りですよ。





—–さらに、90秒後——



ゆうた:………(もはや声がでない)

星野:やー良いインタビューでしたねぇ。やっぱり体を動かすことが重要なんです。

野田:(笑)。こういう努力の先に見えるものあるじゃないですか、ゆうたさん。でしょ?

ゆうた:ちょっっと……さほいyだんそほあすいあdh………(バタッ)

星野:うん、本当に。

野田:これこそが幸せなんですよ。彼は今、幸せです。

星野:そうですね。じゃあ、今日おしまいで。ありがとうございました。

野田:なんかイジめたみたいになってる(笑)。ゆうたさん、大丈夫ですかー?(笑)

取材後記

この後、30分以上立ち上がれませんでした。皆さんも無限バービー、やってみてくださいね。コツは「高く飛びすぎないこと」です。でないとめちゃくちゃ疲れるわ、回数は稼げないわ……。最悪です。

でも、こういったことに気づけたのも「経験したから」ですね。もしバービーをしなかったら、逆張りをせずに2本目を諦めていたら、きっと気づけなかったでしょう。

バービーに限らず、他のことにも同じことが言えると思います。まずやってみなきゃ、話にならない。本気でやってみなきゃ、勝負の土台にすら立てない。

まずは動きましょう。できれば逆張りで。

STAFF実行委員会スタッフ

渡辺 花菜絵
渡辺 花菜絵
【プロジェクトリーダー&全体統括班リーダー】 早稲田大学文学部5年生(単位不足の留年ではないぞ) 大学3年生のときフランスへ長期留学をする。美術史を学んでおり、好きな仏像は興福寺阿修羅像と薬師寺薬師三尊像、好きな画家はクロード・モネという一風変わった趣味を持つ。とりあえず声が大きい。
青野 将大
青野 将大
【プロモーションリーダー】 東京大学農学部4年生。来年は大学院進学予定。好きなことはサッカーとフットサル。たまにボルダリングも。海外経験はアフリカに2回、インドに1回。ヨーロッパ・アメリカ0回という変わり種。卒論ではチョコレートの美味しさを科学する予定。
秋元 佑太
秋元 佑太
【ステージ企画リーダー】慶應義塾大学商学部4年生。高校2年生からMFCに参加し、ビジコン優勝経験もあるMr.MFC(自称)。最近、自分のキャラ設定に悩んでいる。趣味はグルメ巡りやスキューバダイビング。
内田 拓磨
内田 拓磨
【全体統括班】東京理科大学経営学部2年生。1年生の8月から国際交流団体IFPの横浜支部代表を1年間務める。好きなものはバスケと漫画とお酒。
奈良 勇輝
奈良 勇輝
【全体統括班】 一橋大学法学部2年生。来年度冬からドイツに留学予定。趣味はラフティングで、特技はシュラフ(寝袋)1枚でどこでも寝られること。好きなものはブルーチーズ、嫌いなものは中央線(遅延が多い)
妹尾 駿
妹尾 駿
【全体統括班】東京大学文科一類1年生。学部生中での起業を目指している。野球、テニス、ベースギターが趣味。
地主 健太郎
地主 健太郎
【プロモーション班】慶應義塾大学法学部4年生。学生時代はスタディツアーやビジコン、海外インターンや国内での医療ベンチャーで長期インターンなど精力的に活動する。あだ名は大好きなサッカーフランス代表オリヴィエジルーからとってジヌー。
岡田 京子
岡田 京子
【プロモーション班】一橋大学商学部2年生。趣味はバレーボールとピアノ。食べて動いて寝て食べるのが好き。
室谷 駿
室谷 駿
【プロモーション班】 東京理科大学理工学部2年生。趣味はアカペラ、将棋、アート、サッカー、テニス。サークルは4つ所属していて留年しないか心配である。
会川 智華
会川 智華
【ステージ企画班】慶應義塾大学経済学部4年生。アカペラサークルと公認会計士サークルを兼サーしている。この1年間でやったバイトは10個以上!趣味・特技・マイブームはバイト戦士。グッバイ扶養控除!
山岡 由夏
山岡 由夏
【ステージ企画班】 慶應義塾大学経済学部2年生。三田キャンパスの目の前にある某カフェで店長就任中。福岡出身、博多弁の田舎者
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ABOUT MFCMY FUTURE CAMPUS とは?

株式会社マイナビが運営する学年不問のキャリア形成プロジェクト。2013年にスタート。年間を通じて学生に「活動」の機会を創出し、学外の仲間と出会う事で学生ひとり一人が自分の適性を知り、将来を考える環境を創る事を目指しています。高校生向けビジネスコンテスト「キャリア甲子園」、大学生向けビジネスコンテスト「キャリア・インカレ」をはじめ、これまで約30,000人の学生が参加しています。